どうも明治エラです。
バレンタインデーについて考え過ぎたので、勿体無いから文字に起こしてみた次第である。
バレンタインデー
学生時代は本命チョコを渡すとか渡さないとか、渡すなら何を作ってどういうシチュエーションで渡そうか、なんて事を悩んでいたが、社会人になってからは別の悩みが浮上した。
悩みの対象は1人の男性である。
彼とは、ここ数ヶ月で10回以上デートしている。
付き合っている訳ではなく、依然としてプラトニックな関係を保っている。
もはや色んな所に行き過ぎて、付き合ってからデートする場所無いのではと思っている彼だが、案の定、バレンタインデーの前後の週末にもデートの約束をしてしまった。
バレンタインデー前デート
私自身はバレンタインデー前のデート時点で、チョコレートをあげるつもりはなかった。
クリスマスも初詣も一緒に過ごしたけど、告白はされない。でもなぜ、バレンタインデーという女子先行の恋愛イベントがあることで私が告白をしなければいけないのか。
ここまで微妙な感じでやってきたのだから、これからも有耶無耶にこの関係を続けようじゃないかと私は決め込んでいたんですね。ええ意地を張りましたとも。
そうやって、バレンタインデー2日前のデートでも、バレンタインデーをシカトするつもりで過ごしていたが、ふと彼からお土産だというお菓子を貰ってしまった。
私は「お土産」の部分を強調して受け取ったが、時期的にバレンタインデーを想起させない訳がない。
これは無言の圧力なのか…?
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気まずい
その後、夕食のために商業施設のエスカレーターに乗っていた時、彼がふと「バレンタインデーに帽子は違うんじゃないか」と聞いてきた。
彼の視線の先には帽子屋があり、バレンタインデーに帽子のプレゼントをとの販促ポスターが貼られていた。
確かにバレンタインデーに帽子は無理があると思う。
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そしてこの時、私の脳内ではチョコレイト・ディスコが再生されていた。
計算する女の子 期待してる男の子
ときめいてる女の子 気にしないふり男の子
Perfume チョコレイト・ディスコ
やはりバレンタインデーの存在を意識していたか……
チョコレイト・ディスコが男女の心理状態を如実に表現している事を感心しつつ、まあ私は用意していないわけで。
「今日は持ってきていない」と告げたら、彼は「余計なこと言ってごめん、気にしないで」と申し訳なさそうな顔をして言った。
チョコレートを用意しなかった事を後悔した。
任意イベントのはずが不可避イベントにすり替わってる
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幸い?バレンタインデーの後の週末にも会う約束があったので、まだ間に合う。
この日は何かしら用意しないとな。とバレンタインデー前にはシカトを決め込んでいた私だったが、あのデートの後に洗脳されたようだ。気付かないうちに議論が「チョコを渡すべきか」から、「何を渡そうか」に進展している。
ん?
というか、なんであの時私は「今日は」と今日じゃなかったら持ってくるみたいなニュアンスを含めて言ってしまったのか。
彼の立場的には「貰えたらラッキー」なレベルなのに、私の発言のせいで、「待てば確実に貰えるもの」もとい「貰えて当然なもの」になってしまってはいないか。
となると、関係性も加味して、私があげるチョコレートは必然的に本命チョコという扱いになるだろう。
どうしてバレンタインデーがホワイトデーより先なんだよ
何をあげようか
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バレンタインデー前のデートでお菓子を貰ってしまったがゆえ、普通にお菓子を渡せばそれはもはやお土産のお返しである。
お返しするスピード早すぎないか。
…まだ食べてもいないよ?
バレンタインデーが終わった後のコンビニで、チョコレートに値引きシールが貼られていたことを思い出した。
バレンタインデー後のデパートにチョコレートは売られているのだろうか。売っていたとしても、やっぱり後出しジャンケン感が否めないよな。
そもそも私はバレンタインデーに既製品をあげることに、とても抵抗感がある。女性がバレンタインデーにチョコをあげると、男性はホワイトデーに倍以上のお返しをするのが通例である。
あれを既製品同士でやれば、それはもはや物物交換というか、割りの良いわらしべ長者でしかないと思ってしまうのだ。
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やはり手作りしか勝たんな?手作りなら後から調べて値段を知られることはない。最悪でも材料費の概算しか見積もられないだろう。
でも、彼女ではないし、衛生面を気にされるかもしれない。チョコをあげて不信感を抱かれるなんてごめんである。それに、やっぱり社会人の「手作り」チョコは重過ぎるな_________やっぱりあれは学生だからかわいいのであって、「社会人の手作りチョコ」ってのはある意味パワーワードになり得るくらいに笑えない。
次のデートも再びバレンタインデーをシカトしようか考えたが、行き先にホワイトデーのポスターが早々に貼られていたりしたら、もうメンタルが保たないだろう。
最善手は何だ。私が求めるのは既製品でも手作りでもない、中間的な存在_________
ショコラトリー
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そうだ、チョコレート専門店があるじゃないか!
大学時代に友達とハシゴした事もあったのに、なぜ今まで考えつかなかったのだろうか。
チョコレート専門店なら、デパートの大量生産品よりよっぽど凝っていて美味しい。なんせ、店舗存続がかかってるのだから。思い入れが違うに決まってる。
それに店舗限定の希少価値もある。値段も分かりずらい。まさに理想的なチョコ!
ようやく方針が決まったので、次の日推しのチョコレート店に行って、無事にチョコを購入した。
妙なプライドで散々あげるか迷ったけども、店を出た時はあげる人がいるって良いなあと感じてた。
日頃の感謝の気持ちを込めてね。
彼には是非とも味わって食べてもらいたいものである。
あとがき
これを読んでいる人の中には、同じくバレンタインデーにチョコをあげるか迷っている人がいるだろう。
今回、チョコをあげないことで思いもよらない場面で肩身の狭い思いをしましたね。
是非とも勇気を出して、後悔のない選択を取ることをお勧めします________________
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