どうも明治エラです。
2020年12月14日から開始された、日商簿記検定3級CBT方式を本日(12/15)受験してきました!(結果は82点で合格でした◎)
新方式開始2日目。公式からの模擬問題の提示もなく情報も不確かな状態で、かなり不安でしたがなんとか合格できて良かったです。
そんな訳で、早速問題数や出題形式などなど有益な情報をバンバン落としていきます!
受験を控えている方、検討している方はご参考に!
簿記3級CBT方式とは
パソコンの画面上に問題と回答記入欄が表示され、回答も画面上で行います。
人それぞれ出題される問題が違います。
試験終了後、即時採点されます。→結果が当日に分かります。
予約した試験開始時刻まで待たずに、来たタイミング(30〜5分前)で各々試験を開始します。(なので人の出入りが不規則&頻繁)←大学の自由利用のパソコン室って感じでした。
持ち込めるものは電卓のみ。腕時計もダメ。
A4の計算用紙2枚、ボールペンが貸し出されます。
時計に関しては、画面下部に残り時間が大きく表示されるので問題ありません。
出題形式
大問の数は従来の筆記試験の5問から、3問に変更されていました。
私の場合は
第1問 仕分け問題15問 (45点)
第2問 過去問の第2問 (20点)
第3問 精算表 (35点)
でした。
第1問(45点)
問題形式は過去問の第1問と同じです。勘定科目は選択式、数字はキーボードのテンキーで入力します。
過去問の第1問、第3問の仕分け問題が15問にまとまったって感じですね。
過去問の第3問は仕分け後の試算表への転記がただの作業で面倒でしたが、それが省かれました。
第2問(20点)
過去問の第2問そのものでした。
私が受けた試験では
- 取引がどの補助簿に記入されるか○印をつけて答える問題(第152回 第2問 問1形式)
- 総勘定元帳(第151回 第2問形式)
が出ました。
ただ、過去問では総勘定元帳の問題は、前期繰越など一部が記入されていて、ヒントが与えられていましたが、今回私が受けた試験では全て空欄で一切ヒントは与えられませんでした。(難化?)
勘定科目は選択式、日付、数字はキーボードのテンキー入力です。(ただし日付は採点対象外)
過去問 第4問の要素は?
私の受けた試験には過去問の第4問の要素がありませんでしたが、人によっては第4問の商品有高帳が出題されることもあるのかも?
第3問(35点)
過去問の第5問、精算表の問題が出ました。問題形式は、従来の筆記試験と全く同様でした。紙に記入する代わりに全部画面に記入します。
追加の勘定科目は第1、第2問のように選択式でなく、キーボードで打ち込む形式でした。
これは骨が折れた〜
第3問は2パターン?
恐らく第3問の出題には
①貸借対照表・損益計算書
②精算表
の2パターンがあり、受験者によって異なると考えられます。
CBT方式の方が簡単なのか
2時間の筆記試験と、1時間のパソコンでの試験は後者の方が圧倒的に簡単に思えますが、難易度は変わらないと思いました。
元々、筆記試験は時間にかなりゆとりがありました。制限時間2時間と聞くと、さぞ膨大な数を解かなければならないのかと思いますが、問題自体は1時間程度で解き終わります。
むしろ、CBT方式は問題量はほぼ同じなのに、考える時間が半分になったので、満点を取るのが難しくなったのでは。第2問は捨て問との見方が強まりました。
見直し時間と第3問の記入の時間をカットしたら、1時間短縮できたって感じですね。
勉強方法
筆記試験の過去問数年分で合格点がとれるようになれば、大丈夫です。
ただし、のんびり制限時間2時間で解いていると、本番で時間が足りなくなるので過去問の第1問、第3問、第5問を1時間以内で解けるくらいには仕上げておいた方がいいです。(例えば計算時に、勘定科目を省略して記入するとか)
あえて、CBT対策をするとするなら、電卓で0を00を使わず、0の連打のみで入力できるようになれば、PCのテンキー操作がスムーズになるかも?
神経質な人には向かない
随時試験会場に入って試験を受けられるので、人の出入りが頻繁なのと、PC操作がわからない人がその都度係の人に質問していて、結構気が散りました。
神経質な人には向かないです。
テンキー問題
電卓のテンキーに慣れていると、PCのテンキーでは0しか打てないので、手間がかかりました。
例) 4,000円
電卓 → 4、00、0
テンキー →4、0、0、0
また入力してすぐは4000と表示されますが、Enterを押して確定すると、コンマが出現します。4000→4,000
Enterで確定しないとコンマが出現しないのマジでだるかった。入力と同時にコンマ出現しろよ。
目線が泳ぐ泳ぐ
精算表の合計を算出する際、画面→電卓→画面→電卓と目線の移動が多いので疲れました。
総評
従来の2時間制の筆記試験の方が、私は好きです。なんせ時間に余裕がなかった。
筆記試験も2021年6月から制限時間が1時間に短縮されます。ということは、CBTと同様に問題数ほぼ据え置き、考える時間だけ短縮される可能性大です。
ある意味、2021年の2月の筆記試験が1番時間に余裕があって楽かもしれない。
それ以降は筆記もCBTも制限時間が1時間に統一されるので、どちらを選ぶかは好き好きですね。
とりあえず、私は2月に2級を取得するべく勉強をスタートさせようと思います。
人気記事